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草津栗東医師会 医学クイズです。

医学クイズ 〜知識の泉〜medical info

informationQ.40


(正解)(3)

(1)× SLE(全身性エリテマトーデス)は圧倒的に女性に多く、男性の9〜10倍の頻度で見られます。特に、妊娠可能年齢の女性に多いのが特徴です。
(2)× RA(関節リウマチ)は30〜50歳代の女性に多い疾患で、男性の約4倍です。
(3)〇 2005年、結節性動脈周囲炎(PN:Periarteritis nodosa)は、結節性多発動脈炎(PAN:Polyarteritis nodosa)と顕微鏡的多発血管炎(MPA:microscopic polyangiitis)の2疾患に分離されました。その理由は、この二つの疾患が、様々な点(病因や症状、病理、予後、など)で異なる疾患であることが明らかにされたからです。PANの発症年齢は平均55歳で、MPAに比べると若い年齢者に多く、男女比は3:1で男性に傾向があります。
(4)× MCTD(混合性結合組織病)は、SLE、SD(強皮症)、PM(多発筋炎)の症状が混在するもので、30〜40歳代の女性に多く、男性の13〜16倍と圧倒的に女性に多い疾患です。
(5)× SD(強皮症)は、30〜50歳代の中年女性に多く、男性の7倍程度の頻度です 。