今月のエッセー 侃々諤々
2018年5月号

第38話 いつもの1日

〔1人目のお客さん〕-地方公務員災害補償基金の公務災害認定について-
前回の相談後に、災害補償基金の認定に関する通知を調べて、今回の公務外との認定が不当であることを確認済み。審査請求をして、認定取り消しを求めるように指導。審査請求については、私が代理人を引き受けることを説明。

〔2人目のお客さん〕-年金について-
精神障害者3級の手帳を所持し、62歳となった方。障害者特例で62歳から基礎年金も支給されるはずであることを指導。そのためには、私の診断書が新たに必要であり、診断書用紙をもらってくるよう伝えておく。

〔3人目のお客さん〕-急に気分が落ち込んだ-
元々うつ病はあるが、月経前に理由なく落ち込んでおり、ホルモン環境の影響のある月経前緊張症かもしれない。あと1週間様子を見て、改善するようなら、月経前緊張症と理解。改善しないようなら、うつ病の再発として治療を強化することを提案。

〔4人目のお客さん〕-糖尿病について-
精神状態の方は安定しているが、前回の採血で糖尿病が悪化。あと2ヶ月で体重を減らすように指導。悪化続くようなら、糖尿病の薬の増量も考慮することを伝える。

〔5人目のお客さん〕-会社での長時間労働について-
精神障害の長時間労働に起因する労働災害認定基準ついて説明。働き方改革とか言って、長時間労働を何とか少なくしようとする社会の流れがあることも説明。診断書を発行するので、産業医と相談して、労働時間制限をしてもらうように指導。

〔6人目のお客さん〕-夫の不倫について-
いろいろ愚痴を聞いた後、離婚するか、離婚しないかの決定権はあなたにあると説明。離婚するなら条件闘争となるし、離婚しないなら一旦夫を許すしかないと説明。

〔7人目のお客さん〕-内科で異常ないと言われたが、死んでしまう不安がある-
人間は皆死ぬし、いつ死ぬかは誰も知らない。死にたくても死ねない人は多いし、死にたくなくても死ぬ人も多い。人のはからいを超えたところに命はある。内科の検査で異常がなくて、治療で改善する方法がないのならば、対処の方法はない。その場合は、命つきても寿命であると考えてあきらめ、覚悟するように指導。

〔8人目のお客さん〕-大学入試について-
5教科試験では、各教科に割ける時間がそれほどはないことを説明。当面、これまで受けた模擬試験などの復習をしっかりすることを指導する。

〔9人目のお客さん〕-久しぶりに被害妄想・幻聴のある方-
久しぶりの精神病の患者さんで、対応するのに緊張してしまう。なさけない。

〔以下いろいろ相談あり〕

感想:今日も一体何の職業なのか分からないまま、1日過ぎた。

坂本 暢典(南草津坂本診療所)

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